天岩戸（あまのいわと）

　この舞のあらすじは……　天照大神（あまてらすおおみかみ）が天岩屋にお隠れになったため、世の中が暗闇となり、悪がはびこりましたので、八百万の神々がその岩屋の前に集まり神楽を舞いました。その中で、天宇津女命（あまのうづめのみこと）の仕草があまりにも滑稽で面白かったので、神々たちが高天原を揺り動かすほどにどっと笑いころげました。その様子を不思議に思われた天照大神が天岩戸を少し開けたところ、待ち構えていたカ自慢の天手力男命（たちかろうのみこと）が岩戸を押し開らき、再び天照大神を呼び戻し、世の中を明るくして、平和を取り戻したという舞です。
　上矢口十二神祇神楽では、太陽神である天照大神は「姫」、胸乳もあわらに腰巻きがずり落ちるほど一心不乱に踊ったとされる天宇津女命は「お多福」として登場します。

記録写真 （※写真クリックで拡大写真を表示）

露払い	火の神	太鼓隠し
お多福・姫	姫	お多福
たちかろう	たちかろう	お多福・姫・たちかろう